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電子投票をカスタマイズする

スマートフォン 簡単投票システム

電子投票システムのカスタマイズ事例

今や民間の総会や選挙では、なくてはならない電子投票。
これまでの紙による選挙の運用や、大きな会場で開催される総会(大会)の運営も、電子化やハイブリッド化によって大きく様変わりしてきました。
民間の選挙や議案の採決は非常に厳格に行われているため、独自のルールや伝統を重んじられることが一般的です。
すでに、多くの経験値がある「e投票」は、強固な投票エンジンをそのままに、業界の形態や規模に合わせて5種類の標準クラウドを用意しています。
その為、ほとんどの団体では、この標準クラウドの機能で総会や選挙が事務局の業務として成立、また有権者の利便性を向上させるように設計されています。
しかし、それでも組織構造や運用に合致させたカスタマイズを望まれる団体も少なくはありません。
ここでは、電子投票システムにカスタマイズを加える場合、どのような要望があるのかを「e投票」の実例を交えて解説します。

e投票」は、これまでも多くのカスタマイズ版をリリースしてきました。
カスタマイズ版は、同一機能で使用していただくクラウド版とは別の環境で動作します。
その為、カスタマイズ版ではサーバーもプログラムも全く別の環境であるプライベートクラウドとして作成されます。
以下にカスタマイズ版の実例を示します。

・会員管理システムとのシングルサインオン連携
・組織階層に合わせた画面仕様の変更
・議決権数の小数点処理の変更
・画面デフォルト値の変更
・認証方法の追加
PDF出力機能の追加
・インターフェースの追加  etc.

ここからは、最近のカスタマイズに多い、「圧着ハガキによる開催通知」と、最新の「SMS機能追加」についてフカボリします。

圧着ハガキによるQRコード付き投票用紙

 圧着ハガキによるQRコード付き投票用紙の利用は、数万人を超える規模の各団体から要望されることが多くなってきています。
 
圧着ハガキのフォーマットはユーザー要望により様々ですが、一般的に以下のメリットがあります。

  1. 投票手続きの簡略化
    QRコードを読み取るだけで投票ページにアクセスできるため、手間が省けて投票が容易になります。
  2. 投票率向上
    手間が省けることで、投票に参加する意欲が高まり、投票率が向上する可能性があります。
  3. セキュリティ向上
    QRコードには、投票ページへの専用リンクや一時的な認証コードが埋め込まれているため、不正アクセスが難しくなります。
    また、このQRコードは、総会の出欠連絡、委任、議決権行使だけではなく、総会会場の受付用QRコードとして利用される場合もあります。
  4. 情報の正確性
    QRコードを使用することで、誤ったURL入力や情報の不整合を防ぐことができます。
  5. 環境負荷の軽減
    圧着ハガキは従来の封筒と比べて資源を節約でき、廃棄物も減らすことができます。これにより、環境負荷を軽減することができます。
  6. 配送コストの削減
    圧着ハガキは薄くて軽いため、郵送費用が削減できます。また、オンラインによる回答が増える事により、返送時の郵送費用が削減されます。
  7. 配送時のプライバシー保護
    圧着ハガキは透けにくく、投票用紙の内容が外部から見えにくいため、プライバシーを保護できます。
  8. 運営側の作業効率向上
    QRコードを使用することで、投票者の情報や投票内容をデジタル化しやすくなり、運営側のデータ管理や集計作業が効率化されます。


e投票」では、圧着ハガキのアドバイスやカスタマイズ設計のみならず、実際の印刷や発送業務までをサービスとして提供しています。

SMSを利用した「e投票」機能強化について

2要素認証(2FA):

e投票」カスタマイズ版では、マスタ上に携帯電話番号項目を追加する事により、SMS機能を利用した機能強化が可能です。
SMS
を2要素認証に使用する方法は、セキュリティを向上させる効果的な手段です。2要素認証は、ユーザーがアカウントにログインする際に、通常のパスワードに加えて、別の認証要素が必要になる仕組みです。
SMSによる2要素認証では、ユーザーが登録した電話番号に一時的な認証コードが送信され、そのコードを入力することでログインが完了します。

SMSによる2要素認証を「e投票」システムに導入する利点は以下の通りです。

  1. セキュリティ向上
    2要素認証により、不正アクセスが難しくなります。前出のQRコードやパスワードが漏洩しても、SMSで受け取る認証コードがなければログインできないため、セキュリティが向上します。
  2. 不正アクセスの検出
    もし認証コードを要求するSMSが届いた場合、ユーザーは不正アクセスの試みに気付くことができます。そのため、事前に対処することが可能になります。
  3. 投票の信頼性向上
    投票に参加するユーザーが確実に本人であることを確認できるため、投票の信頼性が向上します。

通知・催促:

その他にも、SMS機能は以下のような利用方法が考えられます。

  1. 投票開始のお知らせ
    投票が開始されたことを対象者にSMSで通知し、投票への関心を喚起します。 この際、SMSには投票の期間や方法、投票者用専用個別URLの添付が考えられます。
  2. 投票期限のリマインダー
    投票期限が迫っていることを対象者にSMSでお知らせし、投票を促します。 期限が近づくたびにリマインダーを送ることで、投票率の向上が期待できます。
  3. 簡単な投票手続き
    SMSに投票者用専用個別URLを添付し、受信者がそのリンクをクリックすることで簡単に投票ページにアクセスできるようにします。 これにより、投票の敷居が下がります。
  4. 投票完了の確認
    対象者が投票を完了した際に、SMSで投票完了の確認メッセージを送ります。 これにより、投票者に安心感を与え、今後の投票への参加意欲を高めます。
  5. 投票結果のお知らせ
    投票結果が集計されたら、参加者にSMSで結果をお知らせします。 これにより、投票に参加した意義を感じやすくなり、次回以降の投票への参加率向上を見込みます。


このように、SMS機能は電子投票システムの利用を促進させますが、これらのSMS機能は、「e投票」カスタマイズ版でご利用いただけます。
SMS機能の料金は、送信数量に応じて課金される仕組みです。詳しくはお問い合わせください。
尚、一部シリーズではSMSによる通知機能を標準搭載し、送信数量に応じた課金にてご利用いただけるように、機能追加が計画されています。

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