AI顔認証によるオートロック
最新の分譲マンションの為に実証されている技術では、AI顔認証によるオートロックを自動で解錠が可能となっています。
また、このようなシステムを導入する場合、デジタルサイネージに対して、実際に問い合わせ可能なやバーチャル管理人を表示させたり、地域情報や天気の情報を表示させることも可能です。
同時に、不審者監視や通報も自動的に可能になる可能性が高くなります。
デジタルサイネージとの連携
また、AI顔認証により、アンケートや総会実施期間中であれば、エントランスを通過する区分所有者でかつ未回答の方に対して、デジタルサイネージ上から回答を促す事も可能となります。
デジタルサイネージは、その先進性から注目されていますが、実際にはスマホで代用できるような情報の表示に留まるケースが多くなっています。
電子投票との連携により、アンケートの回答や議決権行使など、実際にタッチパネルによる操作を行っていただく事も技術的には可能です。
もちろん、デジタルサイネージ上にログイン用の個別QRコードの表示にとどめ、実際の回答は区分所有者のスマホから行っていただく仕組みも可能です。
マンション・エントランスの変貌
今後、新築マンションのエントランスの風景はこのように変化していくことでしょう。
分譲マンションのデジタルサイネージは、ほとんどの場合スマホの情報サイトと重複する情報を表示することになりますが、全戸アンケートや、総会参加を促す情報は、個人に直接訴求する個別の案内となります。
マンションのアンケートでは、紙による回収率と電子投票による回収率を比較すると、1.5~2倍ほどの向上実績が報告されています。
その上で、エントランスからの声掛け機能が付加されると、さらに回収率が向上します。
総会の決議には、議決権の半数以上の出席かつ出席者の過半数で決する=普通決議、区分所有者の4分3以上の出席かつ議決権の4分の3以上の賛成で決する=特別決議などがあります。
近年の民泊問題の対応では、規約変更を有する特別決議が必要になる事が多く、可決させるためには、そもそも投票率が高い状態であることが要求されます。
電子投票とデジタルサイネージの組み合わせは、規約変更のハードルを下げる重要なツールとなるかもしれません。